試合を止めた“謎の光”の正体は? ファン「またズルしている」米紙「陰謀論が…」
5回裏開始前に審判団が集まり中断、光が消えて再開
■アストロズ 9ー1 Rソックス(リーグ優勝決定シリーズ・日本時間21日・ボストン)
ア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦が20日(日本時間21日)に行われ、アストロズ(西地区)がレッドソックス(ワイルドカード)に9-1で大勝した。この一戦で「謎の光」が試合を中断させたことが、両チームのファンの間で物議を醸している。FOXスポーツがこのシーンをツイッターに投稿すると、ファンから「アストロズがまたズルしている」「レッドソックスがまたズルしている」「レッドソックスは不正しても負けている」「徹底的な調査が必要だ」との声が上がった。
USAトゥデイが「フェンウェイパーク裏のミステリアスな光がア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦中に試合を止めた」と題して“事件”を報じた。アストロズが1-0でリードして迎えた5回裏開始前、中堅後方に“光”を見つけ、審判団が集まり試合はストップ。この時点で先発のフランバー・バルデス投手は1人の走者も許していなかった。サイン盗み問題に揺れた両チームとあって「歴史を鑑みれば、陰謀論が簡単に芽生えてしまう」と指摘した。
わずかな遅延の後、光は消えたため試合は再開された。“謎の光”の正体について「センターのフェンスの向こう側にあるバーから来ていたようだ」と言及。バーから試合を中継していた地元放送局「WFXT」のレポーター、ワーレイ・アリュウ氏は「他局の照明機器が犯人」と明かしている。
レッドソックスのアレックス・コーラ監督は「センターのフェンスになにかあったんだ。光かなにかのように見えた。大したことじゃなかったが、彼ら(審判団)にそれがあることを知らせたんだ。打者から見えたかどうかは分からない」と話した。