なぜアストロズは強い? 米メディアが絶賛した若手の躍進「疑いの余地はない」
指名打者・アルバレスは打率5割超えでWS進出に貢献、シリーズMVPとなった
アストロズはア・リーグ優勝決定シリーズでレッドソックスを4勝2敗で下し、2年ぶりのリーグ制覇を果たした。米全国紙「USAトゥデイ」は、主砲ヨルダン・アルバレスら若手選手たちの躍進に注目した。
レッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズでは若手の活躍が目立った。アルバレスは6試合全てで安打を放ち、打率.522、1本塁打、6打点。シリーズMVPに輝いた。投手陣でも右肘トミー・ジョン手術を受けたエース・バーランダー、主戦・マッカラーズJr.を欠く中で、バルデス、ガルシアら若い投手陣が躍動。2017年にワールドシリーズ制覇したアルトゥーベ、コレア、ブレグマン、グリエルらと若手の融合で世界一への挑戦権をつかんだ。同紙は「(サイン盗みの)スキャンダルの重荷を背負い、汚点は一生消えないかもしれない」としつつも、「若手の存在なくしてアストロズの躍進はなかったことに疑いの余地はあまりない」とチーム力を高く評価した。
72歳のベイカー監督はジャイアンツ時代の2002年にもリーグ優勝しており、両リーグでのリーグVを達成。史上9人目の快挙となった。「このチームの核の周りを埋める若い選手がいなければ、私たちは間違いなく優勝できなかった」と振り返った。主力のブレグマンは若手選手について「アンビリーバブルだよ。ヨルダンはスペシャルだ」と絶賛。コレアも「大した奴らだ。みんな過小評価されている。彼らのおかげで、私たちは今ここにいる」と語っている。
2017年世界一メンバーだけではない。アルバレスら若手の成長で4年ぶりの世界一への挑戦権を勝ち取った。
(Full-Count編集部)