史上最高のドジャースが解体不可避… MLB公式が予測「全員を連れ戻すのは不可能」
チームの顔、カーショーも今オフFAに「最終的には本人の決断」
ナ・リーグの優勝決定シリーズでブレーブスに敗れたドジャースの“解体”は避けられなさそうだ。MLB公式サイトが「ドジャースに迫る難しいFAの決断」と題した記事で伝えている。
記事は、レギュラーシーズン106勝を挙げたドジャース史上最高のチームが、同じクラブハウスを共有するのは最後になるだろうと予測。突出したFA選手を複数抱え「いくつかの入札合戦に直面するだろう」「全員を連れ戻すことはほぼ不可能になるかもしれない」としている。さらに、主なFA選手の動向を予測している。(カッコ内は今季成績)
〇クレイトン・カーショー投手(22試合10勝8敗、防御率3.55)
いまだに優れたメジャーリーグの先発投手であるが、全盛期とは同じ投手ではない。左前腕にPRP注射を打ったところであり、怪我の状態が懸念される。しかし、球団史上最高の投手であり、間違いなく球団の顔だ。球団ははカーショーを残留させる方法を探そうとするだろうが、最終的には本人の決断に委ねられる。
〇マックス・シャーザー投手(11試合、7勝0敗、防御率1.98=移籍後)
本人は西海岸に残ることを希望していると考えられており、球団も残留を望んでいるとみられるが、安くは済まないだろう。
〇コーリー・シーガー内野手(95試合、打率.306、16本塁打、47打点)
ドジャースはかなりの額を使ってシーガーを連れ戻すことを選ぶかもしれないが、その場合は他のFAを犠牲にすることを意味しそうだ。
〇ケンリー・ジャンセン投手(69試合、4勝4敗38セーブ、防御率2.22)
今季の年俸2000万ドルであり、ブルペンには他にブレイク・トライネン、ブルスダー・グラテロルらがいる中、クローザーにそれだけの金額を払うことはなさそうだ。
〇クリス・テイラー外野手(148試合、打率.254、20本塁打、73打点)
今季はオールスターにも選ばれ、ポストシーズンでも大活躍した。今季年俸およそ800万ドルだったが、大きな昇給を得るだろう。
(Full-Count編集部)