FA市場にズラリと揃う大物遊撃手 ヤンキースが獲得すべき選手をNY紙が提言
NYポスト紙、サイン盗み騒動問題視し「コレア獲得を見送るべきだ」
今オフのFA市場は大物遊撃手が多い。コーリー・シーガー(ドジャース)、カルロス・コレア(アストロズ)をはじめ、マーカス・セミエン(ブルージェイズ)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)、ハビアー・バエス(メッツ)らがFAとなる。来季13年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すヤンキースも遊撃手は補強ポイントの1つ。地元メディアではFA遊撃手で誰をターゲットすべきかと話題になっている。
「コレア獲得を見送るべきだ」と主張したのはヤンキースの地元紙「ニューヨーク・ポスト」紙だ。アストロズのコレアはメジャー通算133本塁打の大型遊撃手。実績はもちろんスター性も十分だが、同紙が問題視したのが一連のサイン盗み問題だ。同紙は5月の試合でニューヨークのファンから大ブーイングを浴びていたことを伝え、チームや環境への順応の難しさを指摘した。
「ジャッジを筆頭にヤンキースの選手たちはコレアと仲直りして友好関係を築けるだろうか? もちろん、それは可能だ。ヤンキースファンにも同じことが言える。とはいえ、大型契約で入団する大物選手たちにとって、ニューヨークで適応するのがどれほど難しいことかは、誰でもわかる。スタントン、リンドーア、コールに聞いてみるといい」。ヤンキース打線は右打者が並ぶことから左の好打者・シーガー、また内野複数ポジションを守れるセミエンの獲得を勧めた。
地元放送局「SNY」は「シーガーはヤンキースと最終的に契約するのだろうか?」と注目。米敏腕記者ジェフ・パッサン氏がヤンキース放送局「YESネットワーク」の番組に出演した際に、ヤンキースの来季の先発遊撃手を予想。「コーリー・シーガーかと思います」と話したことを伝えた。
そのシーガーはドジャースとの再契約にもオープンな姿勢を示していると伝えられている。果たしてヤンキースがスター遊撃手が揃う今オフ、誰に照準を合わせるのか。キャッシュマンGMの決断に注目が集まる。
(Full-Count編集部)