日本ハム新庄新監督「優勝なんか目指しません!」 就任要請に「1秒!」で快諾
ド派手スーツで自虐も「これからは顔を変えずにチームを変えていきたい」
日本ハムの監督に就任した新庄剛志氏が4日、札幌市内で会見した。10月29日の就任発表から大きな話題を呼んできたスター指揮官は、かなり襟の高いシャツとえんじ色のスーツ姿でド派手に登場。「優勝なんか一切目指しません」と独自の考えを披露した。
35社119人の報道陣が集結し、球団YouTubeチャンネルでもライブ配信された注目の会見。冒頭の挨拶で新庄新監督は「これからは顔を変えずにチームを変えていきたい」と自虐ジョークを交えて高らかに宣言。いきなり飛び出したまさかの“優勝目指さない発言”に対し、「何気ない試合を勝ちました。勝った勝った勝った……。それで9月あたりで優勝争いをしていたら『さあ優勝目指そう』となる」と持論を展開した。
球団側から監督就任を要請されたことに対し「1秒! はい! やります!」と快諾したことを説明。会見から監督らしくない監督は「監督像を変えていきます」と力強く語った。背番号については「僕が1番つけまーす! 目立ちまーす!」と手を挙げて明らかにした。
新庄氏は1989年のドラフト5位で西日本短大付高(福岡)から阪神入団。2000年オフにFA権を行使して海を渡り、MLBで3年間プレーした。2004年、北海道移転初年度となる日本ハムに加入。2006年の開幕直後の4月に、同年限りでの引退を表明。日本一を花道に現役を退いた。2019年末には自身のSNSで現役復帰を宣言し、2020年12月に48歳にして12球団合同トライアウトを受験。球界を超えて常に注目を集めてきた規格外の男が、北の大地を早くも沸かせている。