誰もが回避したい“逆シリーズ男” 燕山田は打率1割台、巨人丸や阪神糸井も苦心

阪神・糸井嘉男、ヤクルト・山田哲人、巨人・丸佳浩(左から)【写真:荒川祐史】
阪神・糸井嘉男、ヤクルト・山田哲人、巨人・丸佳浩(左から)【写真:荒川祐史】

ヤクルト山田はCS通算31打数6安打、打率.194

 ヤクルト、阪神、巨人が日本シリーズ進出をかけて争う「2021 JERA クライマックスシリーズ セ」(CS)が6日から始まる。短期決戦では実績よりもその時の調子が大きく影響し、主力選手が予期せぬ大ブレーキとなることも。誰もが避けたいが、一度ドツボにハマると抜け出せない……。今回出場する選手たちの中にも、苦い記憶がある主力たちがいる。

 リーグ王者のヤクルトでは、山田哲人内野手がらしくない。2011年の中日とのCSファイナルステージ第2戦で、高卒新人野手史上初の先発出場を果たしているが、過去5度のCSで通算31打数6安打、打率.194と物足りない。

 巨人の丸佳浩外野手も、短期決戦では思うような結果が残せていない。広島時代の2016年から5年連続でリーグ制覇を経験しているが、CSの通算成績は77打数19安打、打率.247。日本シリーズにいたっては打率1割台とブレーキになっている。対する阪神では、日本ハム、オリックス時代を含めて3球団でCSに出場している糸井嘉男外野手が、CSでは21試合で68打数11安打、打率.162にとどまっている。

 いずれもチームの命運を握る存在となりそうなだけに、エアポケットに落ちるのは避けたいところ。汚名返上して“シリーズ男”となれるか――。反撃に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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