ソフトバンク内川が退団決まった川崎を気遣う「まずは元気になってもらいたい」
27日に全体練習が再開、練習終了後に川崎への思い語る
ソフトバンクの内川聖一内野手が27日、この日付けで自由契約となった川崎宗則に対する思いを語った。
この日から再開された全体練習終了を終え帰路につく際に、キャプテンの内川が口を開いた。「2009年のWBCでも一緒にやったし、またこうしてホークスで一緒にやれるようになったのに少し寂しいというのはあるし、残念ですね。オフに一度連絡はしましたが、精神的な部分もあると聞いていたので、頻繁に連絡をするわけにもいかなくて…。まずは精神的に元気になってもらいたいですね」と戸惑いを見せた。
「すごく明るくて楽しいムネさんだけど、表面に出ている部分だけが人間じゃないんだな、と。ムネさんの気持ちが、少しでも新しいことに向いてくれたらと思いますね。僕らは今年1年一緒にやることを願っていたけど、それがかなわないスタートになった。ムネさんが一番元気になってもらう方法が何かはわからないけど、僕らが(野球を)やっているのを見て元気になってもらえるように、やっていくしかないですね」と語った。
昨季、カブスから古巣への復帰を果たした川崎。1軍に昇格すると、それまで波に乗り切れなかったチームが勢いを取り戻した。そんな唯一無二のムードメーカーを、今度は選手みんなで元気づける番だ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)