虎のブルペン支えた助っ投の明暗…ドリスはマイナー落ち→FA、ジョンソンは契約延長
ドリスとジョンソンは2019年阪神の必勝リレー
かつて阪神のブルペンを支えた外国人リリーバーの明暗が分かれている。開幕時はブルージェイズに所属したラファエル・ドリス投手は8月にマイナー落ちしたあと、10月にはFAとなった。一方、2019年にドリスとチームメートだったピアース・ジョンソン投手は、パドレスが球団側のオプションを行使し契約延長が決まった。
ドリスは2016年から4年間阪神でプレー。2017年にはリーグトップの37セーブを挙げるなど、通算208試合に登板し96セーブ、防御率2.49と安定した成績を残した。2019年オフに阪神との再契約がまとまらず、ブルージェイズで大リーグ復帰を果たした。
2020年は24試合に登板し2勝2敗5セーブ、防御率1.50。オフに球団側がオプションを行使して契約延長したものの、2度負傷者リスト(IL)入りするなど39試合で防御率5.63という低調な成績に終わり、8月にマイナー落ち。10月4日にはそのままFAとなった。
一方のジョンソンは2019年にジャイアンツから阪神入り。58試合で2勝3敗40ホールド、防御率1.38とドリスの前を投げるセットアッパーとして抜群の安定感を見せた。2020年にパドレスと2年契約を結んで大リーグ復帰を果たし、24試合登板で防御率2.70。今季は63試合で3勝4敗12ホールドと登板数を倍増させると、早々と残留が決まった。
かつて日本プロ野球に在籍した投手にも今オフ、動きがあった。2018年から2年間中日に在籍したジョエリー・ロドリゲス投手は、シーズン中にレンジャーズからヤンキースにトレード。2球団で計52試合に登板し2勝3敗、防御率4.66を記録した。ただヤンキースは年俸300万ドル(約3億4000万円)での球団オプションを行使しないことを発表しFAとなった。
広島、ロッテでプレーしたジェイ・ジャクソン投手は今季、大リーグ最多の107勝を挙げたジャイアンツで23試合に登板、2勝1敗、防御率3.74。球団がオプションを行使し、来季の契約が決まった。
(Full-Count編集部)