有原航平は「先発ローテを巡って競争」 今季2勝もレンジャーズGMは来季に期待

レンジャーズのクリス・ヤングGM【写真:盆子原浩二】
レンジャーズのクリス・ヤングGM【写真:盆子原浩二】

今季は右肩を手術、メジャー成績は2勝4敗…

 今季、日本ハムからポスティング制度を利用して大リーグに移籍した有原航平投手について、レンジャーズのクリス・ヤングGMが期待を語った。今季は右肩の動脈瘤手術を受け、9月には40人枠から外れたものの「先発ローテの枠を巡って競争することになると期待している」と話したもの。来春のキャンプには招待選手として参加することになりそうだ。

 ヤングGMは今季10試合で2勝4敗、防御率6.64に終わった有原について「タフな状況だった。彼本来の状態ではなかったし、万全ではなかった。だから回復することを楽しみにしているよ。このオフ懸命に努力している」と現状を把握している。

 また、有原の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は有原の現状について、テキサス州ダラスに滞在しレンジャーズの球場でトレーニングを行っていると説明。「彼が1年目から大きな手術を受けなくてはいけなかったこと、そしてシーズン終盤に復帰を急がないといけなかったことをとても気の毒に思っている」とした。レンジャーズが40人枠から外し、マイナーリーグへ降格させたことも「ちょっと驚きだったし、正直に言ってコウヘイにとって非常に不公平なことだったと思う」と振り返った。

 ただ、大事なのはこれからだ。ウルフ氏は「これが野球であり、ヨシ(筒香)や他の選手のように復活する選手もいる。彼もそうであってほしい。今は痛みもなく健康なようだ」と、今季マイナー暮らしを経ながらも、パイレーツで本来の力を見せ始めた筒香嘉智外野手のような2年目の開花を期待していた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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