戦力外から華麗に再起 元日本ハム・中村勝がメキシカンリーグで最優秀投手に
所属チームからも「おめでとう」8勝無敗の好成績
元日本ハムで、今季はメキシカンリーグでプレーした中村勝投手が同リーグの最優秀投手に選出された。中村は今季参入した新球団「グアダラハラ・マリアッチス」に加入、8勝0敗、防御率3.25の好成績を残していた。所属のマリアッチスは中村の大活躍を振り返る動画を投稿し祝っている。
中村は2010年に春日部共栄高からドラフト1位で日本ハムに入団。1年目から初登板初勝利を記録し、2012年には巨人との日本シリーズにも登板したものの2017年には右肘の手術を経験、2019年に戦力外通告を受けた。昨冬は豪州のウインターリーグに参戦、さらにマリアッチスのGMに日本ハムで同僚だったルイス・メンドーサ氏が就任したこともあり、メキシカンリーグに参戦した。8勝はリーグ1位、防御率3.25は同4位、さらに1イニングあたりに許した走者を示す「WHIP」は1.10で同2位という圧倒的な内容だった。
所属したマリアッチスは、公式ツイッターやインスタグラムに「おめでとう」と日本語の投稿。さらに中村の今季のプレー写真を詰め込んだ動画を公開した。高校時代は「埼玉のダルビッシュ」と呼ばれたイケメン選手。スペイン語や英語で栄誉を称えるコメントが寄せられていた。