4勝しなくても日本一決定の可能性 例年と異なる日本シリーズの開催規定は?
新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初より1週間遅れで開催される日本シリーズ
セ・リーグ王者のヤクルトとパ・リーグ王者のオリックスが激突する「SMBC日本シリーズ2021」が11月20日、オリックスの本拠地・京セラドームで開幕する。東京五輪による中断期間、新型コロナウイルス感染拡大による試合中止や延期があったため、ポストシーズンの日程が当初より1週間遅れに。そのため、今年の日本シリーズは例年とは、やや異なるレギュレーションで開催されることになる。
1週間遅れでの日本シリーズとなったため、ヤクルトの本拠地・神宮球場が使用できず。セ・リーグ球団の本拠地球場で開催される第3戦から第5戦は東京ドームで行われる。さらに、第6戦、第7戦は京セラドームが使えないためにほっともっとフィールドでの開催となる。
第7戦までは延長12回で打ち切りとなり、第8戦以降にもつれ込んだ場合は延長回の制限は設けないことになっている。ただし、11月29日を終えた時点で日本一のチームが決まっていない場合のみ、11月30日の延長戦規定が変更される。両チームの勝利数が並んで行われる場合は延長は無制限、両チームの勝利数が1差の場合は延長12回打ち切りとし、この結果、勝利数で並んだ場合は、タイブレーク方式で日本一チームを決める。
このタイブレーク方式は、試合終了後に20分のインターバルをとってから無死一、二塁からスタートする試合を行う。新たに出場選手26人を登録、打順表を提出。DH制を採用し、先攻、後攻は直前に行われていた試合の通りになる。回数制限は設けず勝負が決するまで行われる。
また、今年の日本シリーズは11月30日以降は試合は開催されず、11月30日までに、どちらかのチームが4勝に達していなくとも日本一チームが決まる場合がある。11月29日の試合開催条件は、11月28日終了時点で勝利数が同数か差が1、勝利数の差が2で29日以降の2試合で勝利数が並ぶ可能性がある場合。11月30日の試合開催条件は11月29日終了時点で勝利数が同数か、差が1で30日の試合で勝利数が並ぶ場合となる。
勝利数の差が2以上あり、かつ11月30日以前の試合を開催しても一方のチームの勝利数に達しない場合、その時点で4戦先勝していなくとも、シリーズは終了し、勝利数の多いチームが日本一となる。
(Full-Count編集部)