日大三島、初戦敗退も永田監督が手応えを感じた訳 全国の舞台で成長したエースの力投

日大三島・永田裕治監督【写真:荒川祐史】
日大三島・永田裕治監督【写真:荒川祐史】

「4番・投手」で出場した松永は6安打2失点無四球で完投

 明治神宮大会初出場の日大三島は22日、神宮球場で行われた準々決勝・九州国際大付戦に1-2で敗れ初戦敗退となった。全国の舞台で健闘したナインに永田裕治監督は「かなり成長した。試合は敗れたがよくできたと思う」と合格点を与えた。

 何度もチャンスを作りながらあと一本が出ず惜敗。静岡、東海大会を制し報徳学園時代の2006年以来、15年ぶりに神宮大会で指揮を執った永田監督は「九州国際大さんのピッチャーが素晴らしかった。緩急を上手く使っていた」と相手を称えた。

「4番・投手」で出場した松永陽登投手(2年)は打撃では4打数無安打に終わったが、投げては2失点完投。東海大会では制球難からピンチを背負う場面もあったが、この日は無四球とコントロールが安定し、強力打線を6安打に封じる好投だった。

 これには指揮官も「スピードはいつもより落としていたが四球が無かったので褒めてあげたい」と目を見張る。38年ぶりの選抜大会を当確させているが「今までは粘りなかったが新チームを通じて粘りが出てきた。この敗戦を経て来春巻き返したい」と語っていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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