花巻東・佐々木麟太郎、高校通算49号は同点3ラン 左足死球悶絶も3安打5打点
ライバルの広陵・真鍋が豪快3ラン、負けじと3試合連続打点
花巻東の“スーパー1年生”佐々木麟太郎内野手が23日、第52回明治神宮野球大会の準決勝・広陵戦に「3番・一塁」でスタメン出場。7回の第4打席で左越え2点二塁打を放つと、8回の第5打席で2試合ぶりとなる高校通算49号本塁打を放った。1試合3安打の大暴れを見せた。
豪快な一発だった。3点差の8回2死一、二塁。見逃せばボール球の高め直球を振り抜いた。右翼席に吸い込まれる同点3ランだ。スタンドは拍手喝采の大盛り上がりだった。6点差の7回2死一、三塁では低めの変化球をすくい上げ、左越え2点二塁打。6回先頭の右前打と合わせて1試合3安打の大暴れを見せた。
初回2死はカーブに手が出ずに見逃し三振。アクシデントは3回2死二塁だった。内角低めの直球が軸足の左足付近に直撃。鈍い音は球場中に響いた。その場に倒れ込んで動けなくなり、チームメートに支えられながらベンチへ。臨時代走が出されたが、3回守備から再び登場した。スタンドから拍手が送られた。死球を物ともしなかった。
全国デビューとなった20日の1回戦・国学院久我山戦では初回に通算48号となる先制ソロを右翼席へ。1本塁打2犠飛含む1打数1安打3打点1四球と活躍した。22日の準々決勝・高知戦でも初回に先制中前打を放ち、5打数2安打1打点だった。広陵の1年生4番・真鍋が豪快3ランを放った試合で、佐々木も結果を出した。
(Full-Count編集部)