エ軍の相次ぐ投手補強は「完了してない」 GMは強気も…気になる“お財布事情”
「間違いなく他の投手も狙っていく」 守護神イグレシアスとの再契約も変わらず熱望
エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが23日(日本時間24日)、オンライン会見を行い「間違いなく他の投手も狙っていく。まだ完了していない」と、さらなる投手補強を予告した。
今オフ、チームはメッツからFAとなっていた先発候補のノア・シンダーガード投手を1年2100万ドル(約24億円)で獲得。さらに前日(23日)には今季メッツで中継ぎとして65試合に登板して6勝0敗17ホールド、防御率0.95の好成績を残した左腕アーロン・ループ投手を2年1700万ドル(約20億円)で獲得したことを発表していた。
積極的な投手補強が続く現状を受け、ミナシアンGMは取材に応じ、今後の補強に関して「間違いなく他の投手も狙っていく。我々はまだ(補強は)完了していない」と断言。今シーズンはチーム防御率4.67(リーグ12位)、投手陣の整備は必要不可欠で「更に獲得する必要があると感じているし、トライしていくつもりだ」と意気込んだ。
更に今オフのFA投手市場の目玉の1人とされている守護神イグレシアスについても言及。ループとの契約がイグレシアスの引き止めに影響を与えるかという質問が飛ぶと「影響はない。連れ戻したい。代理人とは引き続き連絡を取っていく」として、右腕との再契約へ意志の強さを伺わせた。
とは言え今後投手獲得を目指す上で避けられないのが、チームのお財布事情だ。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」でエンゼルス番を務めるジャック・ハリス記者によると、既に2022年の総年俸は1億5900万ドル(約183億円)となっており、2021年の総年俸に残り2300万ドル(約26億円)で達するという。「我々のオーナーは勝利を欲している。いかなる可能性も排除したりしない」と語ったミナシアンGMの補強策に注目が集まる。
(Full-Count編集部)