ジョーンズは驚異の代打率、コロナ禍で退団した右腕も 25年ぶりV、オリの助っ人診断

オリックスのアダム・ジョーンズ(左)とタイラー・ヒギンス【写真:荒川祐史】
オリックスのアダム・ジョーンズ(左)とタイラー・ヒギンス【写真:荒川祐史】

ヒギンスは28ホールド、モヤは自己最多の13発&47打点

 25年ぶりにパ・リーグを制したオリックス。若手の台頭が著しかった中で外国人選手も存在感を示した。メジャー通算1939安打&282本塁打のジョーンズは代打の切り札としてチームを鼓舞。右腕・ヒギンスはリーグ2位タイの28ホールドをマークした。助っ人8人の働きを診断する。

【投手】
○ディクソン
登板機会なし
○ヒギンス
49試合1勝2敗2S28H 防御率2.53
○スパークマン
6試合0勝1敗OS0H 防御率6.88
○バルガス
5試合1勝1敗0S1H 防御率11.00

 2013年からオリックスでプレーしてきたディクソンはコロナ禍により家族が来日できないことから5月に退団。昨年までの8年間で215試合登板、49勝34セーブをマークした。来日2年目のヒギンスは腰痛で離脱したこともあったが49試合28ホールドとブルペンを支えた。

 シーズン途中に加入したスパークマンは8月18日に1軍デビューし、6試合に登板。バルガスはBC茨城から8月に加入。脇腹を痛めたこともあり5試合登板にとどまった。

【野手】
○ラベロ
2試合7打数3安打0本塁打0打点 .429
○モヤ
106試合354打数81安打13本塁打47打点 .229
○ジョーンズ
72試合154打数36安打4本塁打23打点 .234
○ロメロ
20試合77打数13安打3本塁打9打点 .169

 来日2年目のジョーンズは代打で打率.429(28打数12安打)、出塁率.568と勝負強さを発揮。チームの25年ぶりリーグ制覇に貢献した。日本シリーズでも第5戦の9回に代打で登場、勝ち越し弾を放った。

 モヤは来日4年目で自己最多の106試合出場。13本塁打&47打点も最多だった。シーズン途中で加入したラベロは2軍戦で死球を受けて骨折。1軍出場は2試合だけだった。2年ぶりにオリックスに復帰したロメロは20試合出場で打率.169と低迷。シーズン途中に自由契約となった。

(Full-Count編集部)

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