638億円大補強のレンジャーズ、今度はカーショー獲り? 「まだ終わってないかも」
2日間でメジャー史上最高額の638億円を投じるも…
今オフのFA市場で大補強に動いているのが、今季ア・リーグ西地区で最下位に沈んだレンジャーズだ。29日(日本時間30日)に10年総額3億2500万ドル(約370億円)でコーリー・シーガー内野手を獲得。この2日間で5億6120万ドル(約638億円)を投じているが、米メディアによると更なる補強を画策しているという。
今季60勝102敗に終わったレンジャーズは28日(同29日)にブルージェイズからFAとなったマーカス・セミエン内野手を7年総額1億7500万ドル(約198億円)で獲得。ジョン・グレイ投手と4年総額5600万ドル(約64億円)、コール・カルフーン外野手とも1年520万ドル(約6億円)で合意した。
たった1日でFA3選手と計2億3620万ドル(約268億円)で契約をまとめると、さらに、29日(同30日)にはドジャースからFAとなっていたシーガーと10年にも及ぶ大型契約に合意。FA4選手を次々に獲得し、その補強費は5億6120万ドル(約638億円)に。ただ、レンジャーズの補強はこれで終わり、とはならないようだ。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「60勝のシーズンを終えたチームとしては歴史に残る派手なお金の使い方だが、まだ終わっていないかもしれない。レンジャーズはクレイトン・カーショーの獲得も狙っている」とレポート。シーガー同様、ドジャースからFAとなった左腕カーショーにも狙いを定めているという。
MLB公式サイトも大型補強を行ったレンジャーズにとって、未だに足りないのは先発ローテと外野であると指摘。「今週の慌ただしい動きを経て、フロントオフィスはカーショーにフォーカスを向けるだろう」とし、レンジャーズがカーショー獲得に動くと予想している。
地元紙「ダラス・モーニングニュース」のエバン・グラント記者によると、オフのFA市場に5億ドル(約568億円)以上を注ぎ込むのはメジャー史上最高額という。米紙「NYポスト」によるとカーショーの契約は3年総額8000万ドル(約90億円)規模と予想。カーショー獲得に成功すれば、驚愕の6億5000万ドル(約736億円)を超える補強となるかもしれない。
(Full-Count編集部)