GG賞の中日柳が見せた“理想のバント処理” プロの技術凝縮「息子に見させます」
球団公式インスタで公開中の一場面、バントを捕球→三塁へ送球
投球だけでなく“9人目の野手”としてフィールディングも求められる投手。自らの身を助ける武器にも、窮地に追い込む落とし穴にもなる。中でも勝敗を左右しかねないのが、バント処理。今季ゴールデングラブ賞に輝いた中日・柳裕也投手が、お手本となる“理想の動き”を披露している。
球団公式インスタグラムが公開している練習での一場面。二塁走者を抱えた状況を想定し、素早くバントに反応して三塁へ送球するプレーを確認している。柳はマウンドから転がるボールに向かってダッシュ。直前で細かくステップを踏みながら減速すると、確実に捕球して素早く反転。目線がブレていないため、正確な送球が三塁手のグラブに収まった。
ついやりがちなのは、投げることに意識が取られて半身の状態で捕球しようとするケース。不安定な体勢のため捕球し損ねたり、スローイングが乱れたりするが、柳はボールに対して正対。万全の状態で処理している。一見すると地味だが、プロの技術が凝縮されたシーンに「息子に見させます」との声も寄せられていた。
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