イチロー氏のサプライズ登場に松坂大輔が号泣 花束贈呈→颯爽退場にスタンドも騒然

西武・松坂大輔の引退セレモニーに登場したイチロー氏(右)【写真:荒川祐史】
西武・松坂大輔の引退セレモニーに登場したイチロー氏(右)【写真:荒川祐史】

メッセージビデオの直後にベンチからイチロー氏が突如表れる

 今季で現役を引退した西武・松坂大輔投手の現役引退セレモニーが4日、メットライフドームで開催されたファンの集い「LIONS THANKS FESTA」の中で行われた。イベントの最後には、宿命のライバルとして何度も名勝負を繰り広げたイチロー氏がサプライズで登場。場内はどよめきに包まれた。

 ファンフェスティバルの最後に特大のサプライズが待っていた。引退セレモニーを終え、グラウンドを一周した松坂。ホーム付近に戻ってくると、ここでまさかの出来事が。ビジョンにイチロー氏からのメッセージが流されると「大輔、どんな言葉をかけていいのか、なかなか言葉が見つからないよ。僕にはこんなやり方しかできません。許せ、大輔」との言葉とともに、イチロー氏が突如、ベンチから登場。まさかの事態に松坂も号泣。花束を渡して一言、二言と声をかけると、イチロー氏は颯爽と去っていった。

 1998年ドラフト1位で横浜高から西武に入団して以降、NPBとMLBを股にかけた23年間のプロ生活で日米通算170勝108敗。日本代表としても五輪に2度(2000年シドニー、2004年アテネ)、WBCにも2度(2006、2009年)出場し活躍した。

 イチロー氏と松坂はプロ1年目だった1999年5月16日に初対決。松坂が3三振を奪い、試合後に発した「自信から確信に変わった」は今でも語り継がれる名言となった。その後も数々の名勝負を演じ、侍ジャパンではチームメートとして力を合わせてWBC優勝に導いた。

【実際の様子】場内騒然…突然イチロー氏が登場し、松坂が号泣したシーン

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