平昌五輪金メダル小平奈緒が始球式 まさかの大暴投を孫オーナーがキャッチ
「もういっちょ、チャンスがあれば、呼んでいただければ」
平昌五輪女子スピードスケート500メートル金メダリストの小平奈緒が30日、ヤフオクドームで行われた2018年シーズン開幕戦のソフトバンクvsオリックスで始球式を務めた。
平昌五輪で日本中を歓喜させた小平は、背番号1に「NAO」とプリントされたユニホームで登場。スタンドから大歓声を浴びてマウンドに上がると、まずスピードスケートのスタートのポーズを決めてファンサービス。大きなフォームからボールを投じたものの、放たれたボールは大きく一塁側に逸れてしまった。
だが、ここで思いもしない出来事が。捕手の甲斐も追いつけずにバックネット方向に転がったボールは、後方で見守っていた孫正義オーナーの足元へ。なんと孫オーナーがボールをキャッチした。
大役を務めた小平は「普段見られない大観衆で少し緊張しました。練習の方が上手にいきましたね。もう少し練習すれば良かったです。東浜さんに同じ『ナオ』つながりで練習させてもらったんですけど、力んでしまいました」と苦笑いで振り返った。
「もういっちょ、チャンスがあれば、呼んでいただければ、と思います。(孫オーナーがキャッチしたことは)貴重ですね」と、ソフトバンクの今季のスローガン「もう1頂!」にかけて語った小平。国際大会では女子500メートルで27連勝中で、「ホークスの今季のテーマが『もう1頂!』ということで、連覇を重ねていますけど、イチから頂点を目指すつもりでやりたいと思いました」と話し、今後の活躍を誓っていた。