「時間は無限ではない」 松坂大輔、現役選手に未来託した“ラストメッセージ”の全て
セレモニーの後にはイチロー氏がサプライズで登場
今季で現役を引退した西武・松坂大輔投手の現役引退セレモニーが4日、メットライフドームで開催された「LIONS THANKS FESTA」の中で行われた。松坂はファンに向けてメッセージを伝え、イベントの最後には、宿命のライバルとして何度も名勝負を繰り広げたイチロー氏がサプライズで登場。場内はどよめきに包まれた。
松坂が引退セレモニーで語ったファンへのメッセージ全文は以下の通り。
「このようなセレモニーを用意していただいた球団関係者のみなさんありがとうございます。スタンドにお越しくださったファンのみなさん、ありがとうございます。僕は今シーズン、今日をもちまして、23年間の現役生活から引退します。
野球と一緒で物覚えが悪いので紙を見てもいいですか? レッドソックスにポスティングでアメリカに行くときに、ファン感謝デーだったと思うんですけど、選手会長だったこともあり、挨拶することがあったんですけど、この場に立つと忘れちゃうんですよね。なので、同じ思いはしたくないので、しっかり自分で考えた文章をですね、紙を見ながら、挨拶させていただきたいと思います。
野球を始めた時から応援していただいている方、ライオンズに入団してから応援していただいている方、怪我をしてから応援してくれた方、たくさんの方に支えてもらいました。本当に長い間ありがとうございました。