驚きの監督人事に見るマ軍の“危うさ” イチローの未来も予測不可能?

監督交代後、6試合目で初白星&連勝、イチローも結果を残しているが…

 ジェニングズ・ゼネラルマネジャー(GM)の監督転身という前代未聞の新人事で球界に驚きを与えたマーリンズ。就任から6試合目の23日(日本時間24日)のオリオールズ戦で初勝利をマークした同監督は「初白星はもちろん大きなこと。監督としては連敗を8で止めたことが何よりうれしい」と喜びを語った。

 7試合を見ただけではまだ新監督の「色」ははっきりとしない。だが、不振のモースに代えて好調のボアをスタメンで起用したり、試合終盤のダブルスイッチを使ったり、レドモンド前監督に比べて柔軟性はあるように見える。そして気になるのが、開幕からロールプレーヤーとして貢献してきたイチローの起用法だ。

 全試合に出場してきた41歳は20日に初めて欠場すると、翌日の試合も出番が無かったが、オズナやイエリッチが欠場した試合でスタメン出場するなど今のところ大きな変化はなさそうだ。

 ただ、だからといって安泰かというと、絶対にそうとは言い切れない面もある。今回の処置はローリア・オーナーの意向が強かったという。実は4月中旬にチームが大きく負け越したときにも、地元紙が「オーナーがレドモンド前監督を解任する考えがある」と報じていた。その後、チームがイチローの活躍などで立て直したが、5月に再び失速し、鉄槌が下された。

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