田中将大、6回1失点快投でヤンキース新監督を魅了「成熟した優秀な投手」
田中が6回1失点8Kで白星発進、ブーン新監督も絶賛「とても質の高い投球」
ヤンキースの田中将大投手は30日(日本時間31日)、敵地ブルージェイズ戦で今季初先発し、6回3安打1失点8奪三振無四球と快投。チームを4-2での勝利に導いた。アーロン・ブーン新監督は圧巻の79球を披露した日本人右腕を「成熟した優秀な投手による、とても質の高いピッチングを見ることが出来た」と手放しで称賛した。
2回の同点ソロを除き、ブルージェイズ打線をねじ伏せた田中。序盤は長打を浴びる場面もあったが、百戦錬磨の男は崩れなかった。2回2死からは13打者連続斬りを見せるなど、6回3安打8奪三振1失点の好投となった。
日本人右腕の圧巻のマウンドにブーン新監督も笑顔を抑えられなかった。
「とても印象的な投球だった。ベストな状態ではなかったが、その中で6回まで投げて試合をつくってくれた。成熟した優秀な投手によるとても質の高いピッチングを見ることが出来た。スライダーやカーブなど球種をうまくミックスしていた。四球を与えず、ボールをしっかりと制球できていた。少ない球数で長いイニングを投げてくれて、リリーフにつなぐことができた」
田中は渡米1年目の2014年以来の白星発進。対ブルージェイズは抜群の相性の良さを見せており、これで10勝4敗、防御率2.85となった。この日は余力十分の79球で、新監督の心を鷲掴みにした様子だ。
(Full-Count編集部)