つば九郎、FA宣言で大争奪戦に発展 独立リーグや政界、ソフトバンク関連施設も名乗り
BC新潟は“元同僚”橋上秀樹監督が率いている
12日にFA宣言したヤクルトの公式マスコット「つば九郎」に各界からオファーが殺到している。球界きっての人気者だけに、大争奪戦の様相を呈している。
具体的な条件提示を行ったのはBC新潟だ。つば九郎とは旧知の仲である橋上秀樹監督が率いており「3年契約、日本酒飲み放題、新潟県産コシヒカリ食べ放題」という破格のオファー。つば九郎は大のお酒好きで知られるだけに、かなりの好条件となった。
また、ヤクルトとスポンサー契約を結ぶ、総合不動産大手の「オープンハウス」は公式ツイッター(ゆる運用)に「FA宣言のつば九郎獲得へ本格調査」と投稿。松原仁衆議院議員も自身のツイッターで「わが事務所でも獲得を目指したいがどちらに連絡したらいいのでしょうか。来年は品川区議補選もあるので大型補強としたい」と宣言した。
他にも福澤諭吉記念慶應義塾史展示館が「明治大学のめいじろうさんと対抗できるキャラクターを弊展示館に呼びたいこと、慶應野球部が神宮で試合することが多いので宣伝効果が期待できるため」を理由に獲得調査に乗り出すことを明言。ソフトバンクが手掛けるエンターテインメント施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」や熊本タクシーも獲得調査を行うなど、興味を示している企業は数知れない。
2012年以来、2度目のFA宣言をしたつば九郎。さすがの人気ぶりを見せているが、“マスコット人生の岐路”でどのような決断を下すのだろうか。