鈴木誠也の去就決定は越年必至か? MLBのロックアウトは1月まで続く見込み

広島・鈴木誠也【写真:荒川祐史】
広島・鈴木誠也【写真:荒川祐史】

争点の核となる財政面についての話し合いは1月まで行われず?

 MLB機構とMLB選手会での労使交渉がまとまらず、ロックアウト(施設閉鎖)が続いているメジャーリーグ。全ての施設が閉鎖され、移籍等の交渉も凍結されている状況だが、このロックアウトが越年し、1月まで続くことが濃厚となっているようだ。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が伝えている。

 記事では、関係者の話として、機構と選手会は、争点の1つとなっている財政面について、1月になるまで話し合うことはなさそうだとしている。12月2日(日本時間3日)のロックアウト開始から両者は何度か話し合いの場を持っているものの、財政面以外の話し合いが行われているという。

 記事では「労使協定では30以上の議題があるが、その全てが贅沢税や選手が調停に達するまで何年とするか、といった話ほど議論を呼ぶものではない。大金が絡む問題についての対話は保留になったままだ」と言及。争点の中心であるはずの財政について、解決の糸口が見えておらず、このままロックアウトが1月に入っても続くと見ている。

 ロックアウト期間中は移籍交渉も凍結されるため、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指す鈴木誠也外野手がFAとなっている菊池雄星投手の去就も“宙ぶらりん”状態が続く。ロックアウトが年を越せば、両者の去就決定も越年となる。

(Full-Count編集部)

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