プロ選手が明かす道具のこだわり 阪神・佐藤輝は5年愛用「シリコンの感じが好き」

阪神・佐藤輝明【写真:荒川祐史】
阪神・佐藤輝明【写真:荒川祐史】

ミズノのブランドアンバサダーに就任した6選手が道具のこだわりを紹介

 プロ野球選手にとって、グラブやバットは“相棒”。高度なプレーを助けるこだわりが凝縮されている。19日にYouTubeライブで行われたミズノブランドアンバサダー発表会では、今シーズンを彩った選手たちが道具に込める思いを語った。

 ミズノブランドアンバサダーは、過去にはイチロー氏(マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)や松井秀喜氏らも就任していた“一流の証”。商品開発に参加し、選手モデルの道具が発売される。発表会には阪神・佐藤輝明内野手やヤクルト・奥川恭伸投手、中日・木下拓哉捕手、西武・今井達也投手、オリックス・杉本裕太郎外野手と宮城大弥投手の計6人が参加した。

 佐藤輝は、バットを握る打撃手袋にこだわる。「シリコンの感じが好き」と言い、近大時代から5年間、同じモデルを使用していることを明かした。

 杉本は、スパイクを磨く際のクリーナーがお気に入り。「Tさん(T-岡田)が持っていて勝手に使ったんですけど……めちゃめちゃよく落ちたんで」と笑いを誘った。木下拓は社会人のトヨタ自動車時代にミズノのミットを使用。重くなりすぎないように、油を少しずつ塗って、磨いていることを明かした。

 今井はグラブの細やかなデザインで違いを出している。「打者と違って道具が少ないので」と、来季もクロコダイル柄を採用。シーズン前に新品を受け取り、練習の中で型付けしていくという。

 サイズや形など、希望を実現できるプロ野球選手。それでも手入れは怠らず、道具を大事にする。一流のプレーを生み出す“一流の愛着”。野球少年・少女たちの手本になっている。

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