19歳で人類最速タイの169キロ プロ1年目を終えた怪物左腕の現在地
2020年のMLBドラフト4巡目でカブスから指名されたリトル
2020年5月にブルペン投球ながら105マイル(約169キロ)を記録した19歳を覚えているだろうか? 人類最速に迫る剛速球で一躍有名になった彼の名はルーク・リトル投手。2020年の米ドラフト4巡目(全体117位)でカブスから指名された左腕だ。
2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグのシーズンが中止となり、自慢の直球を披露できずにルーキーイヤーの幕を閉じた。今季、ようやくマイナーリーガーとしてキャリアをスタートさせ、ルーキーリーグの所属となったリトルはどんなプロ1年目を過ごしただろうか。
リトルは8月28日(日本時間29日)に初登板初先発し、1回2失点。その後は9月に4試合に登板した。シーズン通算で5試合11イニングを投げて0勝1敗、防御率4.91。19個の三振を記録し、奪三振能力の高さの片鱗を示した。
1年目から上のレベルへ昇格とはいかなかったものの、米データサイト「ファングラフス」によるとリトルは球団内のプロスペクトランキングで現在40位に付けている。ここからファームシステムの階層を駆け上がり、近い将来メジャーの舞台で人類で誰も到達していない170キロの快速球を見せてくれることを期待したい。
(Full-Count編集部)