長引くロックアウトに選手会が不満爆発 MLB機構を非難「交渉に興味がなかった」

Wソックスのルーカス・ジオリト【写真:Getty Images】
Wソックスのルーカス・ジオリト【写真:Getty Images】

ヤンキースのブリットン、レンジャーズのセミエン、Wソックスのジオリトが代弁

 12月2日から始まったロックアウト(施設閉鎖)はここまで約1か月続きメジャーリーグの活動は停止状態となっている。契約などがストップしている状況に選手たちはMLB機構に不満の声を上げているようだ。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えている。

 いつになれば通常のオフを取り戻すのだろうか? MLB側と選手会側が次に話合うのは年明けになる予定だが、全ての決着が付くわけではなさそうだ。

 選手会を代表しヤンキースのザック・ブリットン、レンジャーズのマーカス・セミエン、ホワイトソックスのルーカス・ジオリトは米メディア「ジョムボーイ・メディア」の番組「クリス・ローズ・ローテーション」に出演し、ここまで進展がない状況に不満の声を口にしている。

 ジオリトは「ロックアウト前に我々は複数の提案をしたが、彼らはそれに対して『No』と言い、交渉することに興味がなかった。両者が協力しない限り、交渉は成功しない」とし、選手会側はできるだけ早く交渉のテーブルに戻りたいと考えていることを訴えかけた。

 また、選手が最も懸念していることは“競争力のバランス”だ。早々とシーズンを捨て将来を見据え育成するタンキングにも言及している。

「30球団すべてが競い合ってほしいと我々は思っている。可能な限りベストの選手をフィールドへ送り出すことで競争力がより増す。我々の提案ではこのようなことを強調している。ファンのことを一番に考えながら、すべての人々のためにゲームをより良くしていきたい」と、ジオリトは早期解決を願っていた。

(Full-Count編集部)

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