騒然と興奮の30秒「夢中でシャッター切った」 カメラマンが選ぶ2021年“最高の1枚”
イチロー氏がサプライズで登場して松坂を惜別「強烈なインパクトでした」
2021年の野球界にも、忘れられない数々の場面があった。Full-Count編集部では、多くの現場でシャッターを切った荒川祐史カメラマンが選んだ“ベストショット”を紹介。12月4日に西武・松坂大輔投手の引退セレモニー後、イチロー氏がサプライズで登場した“30秒間”を切り取った瞬間は衝撃的だった。
メットライフドームで行われたファン感謝イベントが終わり、松坂がグラウンドを一周してベンチに引き上げようとした時だった。黒いスーツ姿のイチロー氏が登場。「球場のどよめきが凄く、自分自身も興奮しているなと感じました」と荒川カメラマンは回顧する。
場内は直後に大歓声。「松坂投手とイチローさんが名勝負を繰り広げた場所で、ツーショットを撮影できるなんて想像していませんでした。夢中でシャッター切りました」。花束を渡し、軽く声をかけて退場。「30秒前後の出来事だっただけに、強烈なインパクトでした」と語った。
プロ野球の盛り上がりだけでなく、海の向こうでは二刀流が躍動。夏には侍ジャパンが悲願の金メダルを獲得した2021年がまもなく終わる。2022年は、どんな衝撃の場面が待っているのだろうか。
(Full-Count編集部)