ダイヤモンドバックスGMがマー君獲得の秘策を披露
球団GMが独自のアタックプランを明かす
ダイヤモンドバックスのケビン・タワーズGMがポスティング制度でメジャー挑戦を狙う楽天の田中将大投手獲得の秘策を明らかにした。
MLB公式ホームページの取材に応じたタワーズGMはこう語った。
「あまり多くの秘密を漏らしたくないが、(田中獲得における)我々のアタックプランはいかに我々のクラブをアピールするか、大きなマーケットを持つ球団と我々の差別化をはかれるか、というところ。我々はかなりアイデアを練っているし、準備もしている。交渉の際までには、間違いなく獲得における戦略はできているはずだ」
2000万ドルの入札金上限を提示し、田中獲得に執念を燃やすDバックス。年俸などの金銭面はヤンキース、ドジャースなど資金潤沢なビッグクラブにかなわないかもしれない。だが、家族的な球団の温かい雰囲気、地元のコミュニティーから受けた恩恵を還元する独特なチーム文化を誇りとするクラブは田中に対し、アリゾナでプレーするメリットを強調するつもりだ。
「最もアピールすべきは我々がどんな人間で、Dバックスがどんなチームなのかということ。私も球団社長のデリック(ホール)も本当にイージーゴーイングな性格で取り繕うようなところもない。こういうスタイルを気に入ってくれる人もいると思う。偽りのない、本当の我々を伝えたい」
大都市のプレッシャーとは異なる、アットホームな雰囲気をセールスポイントとするつもりだ。一方、田中の代理人を務めることになるケーシー・クロース氏とも密に連絡を取っている。
「クロースは素晴らしい仕事をしている。我々だけではなく、どのチームにも今後のスケジュールたタイミング、現状を絶やさずに伝えているんじゃないかな」
ヤンキースなどが本命視されているが、Dバックスも争奪戦を制する準備は万端のようだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count