元Gマイコラスが初本塁打で復帰後初勝利 3被弾も「1本取り返せてよかった」

MLB復帰登板で本塁打を放ったカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
MLB復帰登板で本塁打を放ったカージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

日本で投打が進化!? 3被弾するもバットで取り返す

 元巨人のカージナルス右腕マイルズ・マイコラス投手が2日(日本時間3日)、敵地でのブルワーズ戦にメジャー復帰後初先発し、初勝利を自らのホームランで飾った。同点で迎えた5回に左翼席へメジャー第1号2ランを叩き込み、試合後は「ラッキーな一振りでボールを捉えられただけ」と照れくさそうに笑った。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」公式サイトが伝えている。

 昨季まで巨人で3年を過ごしたマイコラスは、オフにカージナルスと2年契約を結んでメジャーに復帰。この日が今季初先発だった。2回にピーニャに先制ソロを浴び、味方が逆転に成功した直後の3回もケインに中堅ソロ弾を許して同点に追いつかれていた。

 そして2-2で迎えた5回。2死からジャーコが死球で出塁すると、続いて打席に立ったマイコラスは、ブルワーズ先発デービスがカウント1-1から投じた3球目カットボールをフルスイング。勢いよく飛び出した打球は左中間スタンドに飛び込む2ランとなった。

 マイコラスは「あの段階で得点が入り、チームに余裕を与えられたのはよかった。ただボールにバットを当てようと思っただけなんだけどラッキーだった」と謙遜。この日は6回にもテームズに本塁打を打たれ、合計3被弾していたため「何本もホームランを献上したから、1本取り返せてよかった」と笑顔を見せた。

 3回無死二塁で迎えた第1打席では送りバントを失敗していたが、それを帳消しにするホームランでチームに勝利をもたらした。メジャーでは通算7打席目で初安打が初ホームランとなるおまけ付き。3年を過ごした巨人では2本塁打を放っていた。

 マウンドでは5回2/3を投げて3被弾を含む7安打5奪三振無四球4失点(自責4)。初勝利と初安打初本塁打を同時に手に入れる、なんともラッキーな1日になった。

【動画】「ラッキーな一振り」…“強打”で自身を援護! MLB復帰登板に臨んだマイコラスが魅せた豪快弾!

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