アップルがMLBの放映権を獲得か 「真剣な話し合い」が進行中とNY紙伝える
MLBはESPNが手放した平日の全米放送枠を売ろうとしているという
米巨大IT企業アップルとMLB機構が試合の放映権について「真剣な話し合い」を行っていることが分かった。米メディア「ニューヨーク・ポスト」が報じている。契約が締結されればスポーツ放送界にとって「重要なマイルストーンになる」としている。
MLBの全米放送は長らくESPN、FOXスポーツ、NBC、CBSによる寡占状態となっており、IT企業はこの分野にとっては“新参者”だ。
IT企業のスポーツ放送界への参入に関しては、既にアマゾンが昨年3月にNFLと長期契約を結んでいる。この契約は年間10億ドル(約1150億円)を超えるものだが、今回のアップルとMLBの契約はこの規模に近いものではないと見られている。しかし、同紙はこの契約が「テクノロジー巨大企業がトップスポーツの生中継を担う入口になるものだ」と評価している。
MLBが売ろうとしているのは、ESPNが最近手放した平日の全米放送枠だという。ESPNは月曜日と水曜日のレギュラー枠を既に手放しており、ローカル市場においても独占契約を結んでいない。MLBとアップルはコメントを控えている。
(Full-Count編集部)