元楽天ジョーンズ、米殿堂入りへ「流れは変わってきている」 “歴代最高”守備力評価
4度目の投票で33.9%まで上昇した
2013年に楽天の日本一に貢献したアンドリュー・ジョーンズ氏の米国野球殿堂入りについて、苦戦が続いていた状況から好転していることが伝えられた。米メディア「CBSスポーツ」が「殿堂入り投票で苦しんできた選手を分析する」内容の記事を掲載、ゲイリー・シェフィールド、ボビー・アブレイユ両氏とともにジョーンズも取り上げられている。
ジョーンズについて「29歳のシーズンまでは、殿堂入りすることはほぼ確実だった」としながらも「そこから彼はかなり体重を増やし、中堅での超人的な守備能力を失い、打てなくなった」と指摘。30歳シーズンから大リーグでのキャリアを終えるまでの打率.214、出塁率.314、長打率.420といった数字を挙げ「最後の5シーズンでWARはわずか1.7。それまではWAR6.5以上を記録したシーズンが5つあった。肥大化した年俸と肥大化したジョーンズの記憶が、かなりの投票者にとって彼の汚点になっているようだ」と衰えを嘆いた。
それでも「流れは変わってきている」という。4度の投票で7.3%、7.5%、19.4%、33.9%と上昇。「これは本物の勢いと言えるものであり、もしかすると、我々のように彼が殿堂入りすべきだと信じている人達の声がうまく届き始めているのかもしれない」と期待を込めた。
2005年にはメジャートップの51本塁打、ナ・リーグトップの128打点を放つなどメジャー通算1933安打、434本塁打を誇る。30本塁打以上を7度、100打点以上を5度記録しているが「彼の攻撃面は補足にすぎない」とした。
それは「ジョーンズは中堅の守備において歴代最高の声も上がる選手である」からだ。ブレーブス時代の1998年から10年連続でゴールドグラブ賞に輝いた守備の名手。「そのポジションにおいて史上最高の守備を誇っていたことも併せて考えれば、酷かったキャリア最後の部分に関わらず、彼は容易に「イエス」であるべきだ」と改めて功績を称えた。
(Full-Count編集部)