自宅に置かれた高級車 プホルスの心遣いに感激したコーチ「私は泣いていたよ」

ドジャースからFAとなったアルバート・プホルス【写真:Getty Images】
ドジャースからFAとなったアルバート・プホルス【写真:Getty Images】

ド軍のイーベルコーチはオフもプホルスを長らくサポートしてきた

 メジャー歴代5位の通算679本塁打を誇り、今オフにドジャースからFAとなったアルバート・プホルス内野手。昨年12月からロックアウトが続いている影響もあり、42歳のベテランの去就は不透明な状況だ。そんな折に現在ドジャースで三塁コーチを務めるディノ・イーベル氏が地元ラジオ局の番組に出演し、プライベートでも練習をサポートする関係にあるプホルスについて言及。昨年、感謝の印としてスポーツカーをプレゼントされたことを明かして話題になっている。

 55歳のイーベル氏は2006年から18年までエンゼルスでコーチを、19年からはドジャースで三塁コーチを務める。2人の信頼関係は強く、プホルスがエンゼルスに在籍していた当時からオフに練習パートナーを務めていた。地元ラジオ局「AM570 LAスポーツ」の「ドジャー・トーク」という番組に出演したイーベル氏は、オフにプホルスの要請に応じて打撃投手やノッカーを務めるのが通例だったと明かした。

 イーベル氏は「アルバートは素晴らしい人柄だから、彼のために自分がドジャースに移ってからも続けていた。このオフはロックアウトのせいで話していないけど、彼が練習を続けていることを願っている」と話した。さらに「彼が電話してきたら、私は行く。どこであろうとね。私たちの関係は強固なものだし、これからもさらに強くなっていく」とも述べた。

 2人の関係を表すエピソードとして、イーベル氏はプホルスから昨年、ドジャーブルーの「コルベット・スティングレイ」をサプライズでプレゼントされたことを披露した。イーベル氏が試合を終えて帰宅したところ、ガレージに車が置かれていたという。家族にプホルスからのプレゼントだと聞きテレビ電話をかけると「彼は満面の笑みを浮かべていた。私は泣いていたよ。彼は『ディノ、ありがとう』って言うんだ。何に対してのありがとうかって聞いたら『全てだよ。これは私から友人であるあなたへの贈り物だ』って言うんだ」と、その時のやり取りを振り返った。

(Full-Count編集部)

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