169キロ右腕、スナップスローで150キロ“鬼肩”遊撃手… MLBブレーク候補生は?
「ブリーチャー・レポート」が各球団の“スター選手”を特集
米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が、各球団で今季ブレークの可能性を持った“スター選手”を特集した。最速169キロ右腕や打球速度190キロの遊撃手など、ブレーク候補生たちが名を連ねている。
ホワイトソックスのマイケル・コペック投手は「エネルギッシュな球を持っている」と紹介された。2018年にトミー・ジョン手術を受け、2020年はシーズン不参加を決断した右腕は、3年ぶりにメジャー復帰した昨季は44試合に登板(4先発)し4勝3敗、防御率3.50だった。記事では今季について「先発としてマウンドに上がるチャンスを得ることになっている」とした。マイナーで最速105マイル(約169キロ)を記録し、切れ味鋭いスライダーも武器としている。
エンゼルスからはジョー・アデル外野手が選出された。2020年のMLB有望株ランキングで全体2位に選出されたことがあるが、メジャー2年間で出場した73試合の内容を考慮すると「スターとしての素質に疑問が浮かぶ」と指摘。一方で「メカニックの変更が2021年の彼の打撃を助けた」として、2020年の三振率41.7%から2021年は22.9%にまで改善した。打率も1年目の.161→.246に上昇し、期待が膨らんでいる。
レッズのハンター・グリーン投手は、スカウティングレポートの最大値であるグレード「80」の直球が武器で、3Aでのデビュー戦で104マイル(約167キロ)を出している。昨年トミー・ジョン手術から復帰して2Aと3Aでプレーし、21先発登板、10勝8敗、防御率3.30を記録した。「レッズのローテは今の段階でも空きがいくつかあるように思える。もしルイス・カスティーヨやソニー・グレイ、タイラー・マーリーをトレードした場合、その空きは更に増えるだろう」と分析されており、チャンスも増えそうだ。
パイレーツのオニール・クルーズ内野手は、身長6.7フィート(約201センチ)、体重220ポンド(約100キロ)の超大型遊撃手で、メジャーデビューとなった昨季の最高打球速度は驚異の118.2マイル(約190キロ)だった。「彼は球界の遊撃手の中で屈指の強肩の持ち主だ」と評されるように、昨年のオープン戦で、一塁への送球が93マイル(約150キロ)をマーク。“鬼肩”でメジャーの舞台を席巻する。
(Full-Count編集部)