鈴木誠也とジ軍は「完璧にフィット」 米メディア「先頭、3、4、6番どこでも使える」
「すべての球団が彼にアプローチするかもしれない。そうなると分が悪い」
広島からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す鈴木誠也外野手について、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が「セイヤ・スズキはうますぎる話なのか。多分そうなのかもしれない」との見出しで様々な角度から検証。「ジャイアンツに完璧にフィットするのはスズキだ」と結論付けた。
ジャイアンツがフリーエージェントでどのポジションでも選べるとすれば「おそらく外野手を選ぶだろう」とし、その条件として「パワーがあって、ストライクゾーンを理解して、俊足で、強肩で、右打者で、キャリア全盛期で、市場受けがよく、エキサイティングで、魅力的な性格の持ち主で…」と理想を挙げた。
鈴木誠を獲得するべき理由として「ジャイアンツにとってパーフェクトなフリーエージェントのすべての項目が、スズキには当てはまる」と能力を絶賛。広島で6年連続打率3割をマークし6年連続ベストナインに輝くなど活躍したが「才能だけでなく、人気がある」とも。「もし彼がNPBでの成績の5分の4程度をメジャーリーグで維持できれば、彼はキャプラーとフロントオフィスにとって“新しい楽しみ”になるだろう。先頭打者、3番、4番、6番でもどこでも使える」と期待した。
一方で、「獲るべきでない理由」も挙がった。「彼のNPBでの成績は魅力的だが、ナ・リーグでは実際どのようになるか」とウォーカー・ビューラーの速球に対してどうなるだろうかという疑念も。それでも「現時点では(スズキがMLBでどうなるかは)すべて推測にすぎない」と述べた。
結論はもちろん「私はジャイアンツがスズキの獲得に動くと思っている」とした同メディア。しかし実力の持ち主であることから「彼の能力は、すべての球団にフィットする。すべての球団が彼にアプローチするかもしれない。そうなるとジャイアンツにとっては、分が悪い」と見通しを語った。
「ジャイアンツが望んでいたとしても、それ(スズキの獲得)はジャイアンツがコントロールできることではない」としながらも「ジャイアンツに完璧にフィットするのはスズキだ。夢を見ていよう」と獲得を思い描いた。
(Full-Count編集部)