阪神で1軍キャンプ抜擢された若手は? 2軍投手3冠や秋に打率5割超の2年目に注目
村上は昨季ウエスタン・リーグで17試合に登板し10勝1敗、防御率2.23
2月1日に一斉にキャンプインを迎えるプロ野球。各球団では続々とキャンプの組分けが発表されている。昨季は後半に失速し2位となった阪神も、沖縄・宜野座で行う1軍キャンプのメンバーが発表された。17年ぶりのリーグ優勝を狙うチームの力になるであろう、1軍に抜擢された期待の若手選手を見ていきたい。
○村上頌樹投手
2020年のドラフト5位で東洋大から加入した2年目右腕。昨季は1軍で2試合に登板も、0勝1敗、防御率16.88と結果を残せなかったが、ウエスタン・リーグでは17試合に登板し10勝1敗、防御率2.23をマーク。最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手3冠に輝いた。制球力で勝負する右腕が先発ローテ入りを狙う。
○湯浅京己投手
2018年のドラフト6位でBCリーグ富山から入団した4年目右腕。昨季に1軍デビューを果たし、3試合にリリーフ登板。最速153キロの直球が最大の武器で、キャンプで結果を残せば大化けする可能性を秘めている。守護神だったスアレスが抜け、中継ぎにはチャンスがあるだけに猛アピールしたいところだ。
○遠藤成内野手
2019年のドラフト4位で東海大相模から入団。ここまで1軍出場はないが、昨季はウエスタン・リーグで86試合に出場し、打率.235、21打点と経験を積んだ。秋のフェニックス・リーグでも結果を残し、1軍キャンプを勝ち取った。オフは2年連続でパ・リーグ首位打者に輝いたオリックス・吉田正尚外野手らと自主トレも行い、アピールへの準備は万全だ。
○高寺望夢内野手
2020年ドラフト7位で上田西から入団。高卒1年目の昨季はウエスタン・リーグで58試合に出場し、打率.162、1本塁打10打点とプロの壁に苦しんだ。それでも、フェニックス・リーグでは29打数16安打の打率.552と驚異的な数字をマークした。遠藤と共に“高卒コンビ”が1軍のレギュラー争いに新たな風を吹かせる。
(Full-Count編集部)