鷹、春季キャンプの組分け決定 新人2人がA組抜擢、コロナ陽性者は筑後スタート
柳田や松田ら新型コロナウイルスの陽性者が続いているソフトバンク
ソフトバンクは24日、本拠地・PayPayドーム内で監督コーチ会議を行い、2月1日から行われる春季キャンプの組分けなどを決めた。チーム内で新型コロナウイルスの陽性者が相次いでおり、陽性判定を受けた12人のうち、すでに療養を終えている渡邉陸捕手を除き、柳田悠岐外野手や松田宣浩内野手ら11人はファーム施設でキャンプインするC組スタートが決まった。
ソフトバンクは今季から従来のキャンプ地である宮崎・生目の杜運動公園に加え、ファーム施設「HAWKSベースボールパーク筑後」も活用する分離キャンプを実施。育成選手や若手たちは福岡に残ってキャンプを行うことになっていた。1月に入って新型コロナウイルスの陽性者が続いたことで、そういった選手も残留組で調整を進めていく。藤本博史監督は「第3クールくらいの合流をメドに、陽性の人は筑後で体力作りをしてもらう」と語った。
また、主力組が組み込まれるA組には、昨秋のドラフト会議で指名されたルーキーで2位の正木智也外野手、4位の野村勇内野手の2人が抜擢。高卒2年目の井上朋也内野手、川原田純平内野手もA組スタートに。第1クールから投手陣が打撃投手に登板し、第2クールから紅白戦が入るなど、実戦機会の増えるキャンプとなるだけに、若手には「初日からどんどんアピールしていってもらいたいですね」と期待する。
その一方で、千賀滉大投手や東浜巨投手、和田毅投手、森唯斗投手といった実績ある投手陣やFAで加入した又吉克樹投手はB組でのスタートに。指揮官は「実績のある投手は無理はさせられない。第3クールから実戦に入ってくれるような状態を作ってくれ、と。できると信じてB組に入れています」と、その意図を明かしていた。