西武・辻監督、コロナ感染者続出で心配募る「2試合予定の紅白戦ができるかどうか」
山川は「第2クールには」、外崎は「少し遅れるかも」と見通し語る
辻発彦監督ら西武ナインが31日、2月1日のキャンプインに備えて宮崎県日南市南郷町に入り、地元の榎原神社で無事息災祈願を行った。A班(1軍)が南郷、B班(2軍)は高知県高知市でキャンプを行う。
新型コロナウイルス感染が判明した平良、山川、外崎、金子、川越、平沼、長谷川に加え、感染者との濃厚接触が疑われる浜屋、大曲、水上、斉藤は当面春季キャンプに参加せず、埼玉県所沢市の球団施設で調整する。一方、ドラフト1位・隅田、同2位・佐藤、同3位・古賀の新人3人がA班でスタートを切る。
辻監督は、感染者が続出する現状にも「これだけはしようがない。他球団もそうだろうが、用心していても感染してしまう可能性はある。逆に早い時期でよかった。これ以上出さないように、チームとしてやっていくしかない」と淡々。とはいえ、参加選手が少なくなったことから「2試合予定していた紅白戦ができるかどうか……。シート打撃などでカバーできれば」と表情を曇らせた。
復帰時期は各選手の状態次第。指揮官は「山川は第2クール(2月6日から)にはいけるのではないか。外崎は少し遅れるかもしれない」と主力選手についての見通しを語った。
それでも今キャンプは2年ぶりに有観客となる予定で「トレーニングがきつくても、ファンがいると元気を出して盛り上がれる」とプラス材料も口にした。昨年は42年ぶりの最下位に沈み「レギュラーを約束されている選手は少ない。競争意識強く持ってやってほしい」と巻き返しを誓う。
新たに選手会長に就任した高橋は「ファンの皆さんがいると頑張れるし、追い込める。そこが一番デカイ」と心待ちにした。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)