日ハム新庄監督、キャンプ苦言発進 若手に求める意識改革「練習を試合のように」
2軍視察で「もったいない」と嘆き節
日本ハムの新庄剛志監督は1日、キャンプ初日を終え報道陣の取材に応じた。ビッグボスにとっては16年ぶりのプロ野球キャンプイン。「せっかく練習をやっているのにもったいない」とまずは選手の意識改革を求めた。
新庄監督は予告通り沖縄県国頭村で行われている2軍キャンプを視察。三輪バイクのトライクで球場に乗りつけるド派手なスタートを切った。その後はグラウンドに出て選手の走塁から指導に手をつけ、ブルペンでも二刀流・上原ら投球練習に熱い視線を送った。
その上で「練習のための練習になっている。練習を試合のようにやってほしい」と言葉をつむいだ。前日のミーティングでも「楽しさ」より「厳しさ」を強調したという。選手には走塁などで新たな知恵を授けながら、チーム再建の力となる選手を見極めていく。
この日は、右脚のズボンを膝までたくし上げ、ストッキングに刻まれた札幌市名物「時計台」のデザインを常に見せていた。「ファッションの1つでしたけど、いまいちかな」。名護までの帰り道も「今から風を浴びてきます」とトライクで爆走していった。報道陣には100人前のカレーをふるまうなど、ビッグボス劇場は期待通り。2日以降はどんな展開を見せるだろうか。