日本ハム新庄監督がマイク握って初の“紅白戦”指揮 「ゲーム形式のいい練習でした」
常に1死満塁の場面作り、攻守両面の力を測る
新庄剛志監督率いる日本ハムは6日、1軍キャンプ地のタピックスタジアム名護で初の“紅白戦”を行った。ただその中身は、常に1死満塁という場面を作ってのケース打撃に近いものだった。
試合後の指揮官は「実戦ではまだ投手有利だし、しょっぱなから打てるわけがない。ゲーム形式のいい練習でした」と満足そうに振り返った。試合中はマイクを握り、野手のポジションや走者のリード幅を細かく指示。いかに点を取り、防ぐかと言う意識を植え付けようとしている。
5日のシートノックと同じように、外野手の万波が三塁、五十幡が遊撃、三塁手の野村が左翼の守備につく場面も。「色々なポジションを守らせることで、相手の気持ちとか分かってくれたら」と意図を話した。
また、試合後には子ども100人に帽子を配る“サプライズ”も。直接かぶせてコミュニケーションをとり、今季スローガンの「ファンは宝物」を地で行っていた。
(羽鳥慶太 / Keita Hatori)