次なる鷹の“育成の星”に? 連日アピールの新人トリオに藤本監督「大したもの」

ソフトバンク・川村友斗、仲田慶介、山本恵大(左から)【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・川村友斗、仲田慶介、山本恵大(左から)【写真:藤浦一都】

8日の練習では育成9巡目の山本と同14巡目の仲田がA組に参加

 宮崎市の生目の杜運動公園で春季キャンプを行っているソフトバンク。第2クール最終日となった8日には2日連続でシート打撃が行われ、2人の育成新人がA組に参加した。育成9巡目の山本恵大外野手と同14巡目の仲田慶介外野手の2人で、藤本博史監督も「楽しみですよ」と将来に期待した。

 山本は明星大出身の外野手で飛距離が魅力の左の大砲候補。仲田は12球団の最後に指名され、地元の福岡大から入団。強肩が武器の外野手。どちらもB組スタートながら、この日はA組の練習に参加し、シート打撃も経験。山本は第1打席で三塁線を破る安打を放ち、仲田は安打こそなかったものの、無死三塁の状況で中犠飛を放った。

 どちらもこの日だけの練習参加ながら、藤本監督は「大したもんよね、しっかりバット振れてるからね。スイングは大学から来てる分、しっかりしてる。山本くんは振りは豪快、仲田くんもなかなか強い肩してて魅力」と頷いた。

 前日7日には同じく育成2巡目の川村友斗外野手がA組に参加し、こちらもシート打撃の最初の打席で右前安打を放っていた。昨秋のドラフト会議では史上最多となる14人の育成選手を指名したソフトバンク。3軍制の拡大に向けた大量指名となったが、一芸に秀でた好素材はいる。ここからまた新たな“育成の星”の誕生を期待したい。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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