巨人桑田コーチの返球が「また美しい」　ローテ入り目指す高卒4年右腕へ込めた「念」

直江が憧れの投手に名前を挙げる桑田コーチ「彼は絶対にできる」と太鼓判

　巨人の高卒4年目右腕・直江大輔投手が開幕1軍に向けアピールを続けている。宮崎での春季キャンプでは桑田真澄投手チーフコーチが見守る中、主力相手にバッティングピッチャーを務め、力強い投球を披露。直江だけでなく、桑田コーチの強い真っ直ぐに、ファンからは「念が込められている」と声が上がっている。

　球団公式YouTubeチャンネルは今キャンプで打撃投手を務めた直江の投球動画を公開。グラウンド内では直江が憧れの投手に名前を挙げる桑田コーチが見守り、登板前には「目的意識を持って投げよう」と確認。マウンドに立つ右腕に「一石二鳥三鳥ぐらいでやらないと」とゲキを飛ばす場面もあった。

　目的意識を持つことが、更なる成長につながっていく。桑田コーチは高卒4年目のシーズンを迎える直江について「こうやって打者を打ち取るんだ、こうやってカウントを取るんだ。そういう方法を知れば、彼は絶対にできる」と太鼓判を押していた。

　開幕1軍を目指す右腕への思いは“ボール”にも乗り移っているのかもしれない。ファウルゾーンから直江に向けボールを投げ渡す桑田コーチの姿にファンは「桑田コーチの正確な返球に、直江投手への念が込められている感じがします」「桑田コーチの送球がまた美しい……」と注目していた。