133億円契約は「疑問が沸く」 昨季CY賞左腕に「大ハズレの可能性」と厳しい声
ロビー・レイは今オフ、マリナーズに5年1億1500万ドルで移籍
マリナーズに5年1億1500万ドル(約133億円)の大型契約で移籍したロビー・レイ投手について、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が「大ハズレに終わる可能性がある」と厳しい見方を示した。
ロックアウト前に結ばれたオフのFA契約選手を格付け。1位となってしまったレイは昨季のサイ・ヤング賞投手ながら「その成績を維持できるかはかなり疑問。理由は山ほどある」とされた。それは2020年シーズンまでは与四球率が圧倒的に高かったからだ。
コロナ禍によりシーズンが短縮された2020年途中にダイヤモンドバックスからブルージェイズにトレード。2021年は1年800万ドル(約9億3000万円)で契約し、この年の契約の中では、1年300万ドル(約3億5000万円)でホワイトソックス入りしたカルロス・ロドンに匹敵するお買い得だった。
そしてレイは2021年に突如ア・リーグの奪三振と防御率トップに浮上。これは与四球率が2020年までの通算11%から2021年は6.7%と大幅に下がったことに起因する。例外ともとれる2021年の躍進を「マリナーズは1年だけの成績を見て、5年1億1500万ドルを支払うことにしたのか、という疑問が沸く」と指摘。どちらが“本当の姿”なのか、今季真価が問われる。
(Full-Count編集部)