田中将大、2勝目ならず 7回途中6安打7K3失点 7回に逆転2ラン浴びる

オリオールズ戦で力投を見せたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
オリオールズ戦で力投を見せたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

初回に失点危機もリプレー検証で無失点

 ヤンキースの田中将大投手が5日(日本時間6日)、本拠地でのオリオールズ戦に先発し、6回1/3を1被弾含む6安打7奪三振3失点(自責3)とした。初回にアダムスの二塁打で1点を失ったかに見えたが、リプレー検証で判定が覆って無失点に切り抜けると、2回以降は低めに集める制球でオリオールズ打線を抑えたが、味方が1点を先制した直後の7回に逆転2ランを浴びてしまった。

 初回、先頭のマンシーニが放った強烈な打球が田中をかすめながら中前に抜けた。2死一塁からジョーンズの左翼線二塁打でマンシーニが一気に本塁へ。左翼スタントンからの送球を遊撃グレゴリウスが中継し、本塁へストライク送球。滑り込んだマンシーニがホームを左手で触るのと、捕手サンチェスのタッチが同時に見えたが、球審はセーフと判定した。ここでヤンキースのブーン監督がチャレンジを要求。リプレー検証の結果、判定は覆ってアウトとなった。

 2回以降はオリオールズ打線を圧倒した。スプリットが冴えたこの日は、低めに集める制球で打者を寄せ付けず。2回を3者凡退に抑えると、3回は2死からマンシーニに再び中堅へ安打されたが、続くマチャドから6回を投げ終えるまで10者連続凡退。オリオールズ先発キャッシュナーも好投し、0-0の均衡が続く中、6回にジャッジが今季2号ソロで先制点を挙げ、田中に援護を送った。

 だが7回。先頭スクープに中前打されると、続くジョーンズに1ストライクから2球目スライダーを左翼席に飛び込む逆転2ランとされた。その後、デービスを三ゴロに仕留めたが、ベッカムに右前打を許し、93球(65ストライク)で降板。1死一塁から登板した2番手グリーンが連打され、田中の残した走者が生還したため右腕に3失点が記録された。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY