イチロー氏の262安打を抜く日は来る? 記録更新に立ち塞がる3つの“高すぎる壁”
ライアンの通算奪三振、ヘンダーソンの通算盗塁などと並び更新困難
世界最高峰の舞台・メジャーリーグではこれまで数々の記録が生まれてきた。レジェンドたちが積み上げてきた功績をMLB公式サイトも注目。「破られそうにない」記録にスポットを当て、イチロー氏がマリナーズ時代の2004年にマークしたシーズン262安打なども特集されている。
記事では取り上げる数々の記録は、あくまで「届きそうで届かない」ものだとしている。ただ実際にはノーラン・ライアンの通算5714奪三振、リッキー・ヘンダーソンのシーズン130盗塁(1982年)など、途方もなく大きな数字が並ぶ。イチローの安打記録もその一つだ。
記録の中身も高く評価されており「イチローの年間記録を破るには安定感、打席機会、そしてコンタクト力の3つが必要だが、これらが揃うことはめったにない」と、更新はかなり難しいと捉えているようだ。その上、イチローが2004年に704打数を記録したことに触れ「年間700打数に達した史上4人しかいない選手の1人。この記録を破るには(当時のイチローを超える)打率.373と700打数以上の蓄積が必要」とハードルの高さを表現している。
一方でイチローが“挑戦者”だったと捉えられている分野もある。ピート・ローズがマークした通算15890打席、4256安打がそれだ。イチローは実際には10734打席、3089安打で引退しているが記事は「(実際にマリナーズ入りした)27歳になるシーズンよりかなり前に米国でデビューしていたら、このローズの記録に迫れただろう」としている。
今後、この2つの記録もなかなか更新は難しそうだ。記事は、ローズのようにメジャーリーグで通算24年間プレーし続けることに加え、シーズン平均662打席を継続することの両方を行う能力を持った選手が出現することは「想像し難い」と指摘。その偉大さを伝えている。
(Full-Count編集部)