予定通りの開幕までリミットはあと「11日」…ロックアウト解決への交渉は15分で決裂
物別れに終わるも、決裂直後に「ざっくばらんな」話し合い?
メジャーリーグのロックアウト解決に向け、MLB機構と選手会という6度目の労使交渉が17日(日本時間18日)にニューヨークで行われたものの、わずか15分で決裂し物別れに終わった。米各メディアが報じている。
米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は「当然のことだが、労使協定の合意はまだされていない。そして、MLBがレギュラーシーズンを予定通り開幕させるためのデッドラインまで残り11日だ」とツイート。予定通りの3月31日(同4月1日)に開幕を迎えるためには1か月の準備期間が必要と想定すれば、今月いっぱいの妥結がリミットであると指摘している。
一方で、双方は解決に向け話し合いを続ける姿勢も見せている。「ESPN」の報道によれば選手会はMLBに対し、来週は毎日会合を持つ準備ができていると伝えている。さらにMLB側は18日(同19日)にも、経済的争点“以外”について選手側からの提案を期待しているという。実際に決裂の後、MLBの副コミッショナーと選手会側の交渉責任者は20分ほど脇で話し合いをしており「1対1の話し合いで、珍しくざっくばらんな雰囲気だった」と伝えられている。
1994年からのストライキが長引き、開幕が4月25日までずれ込んだ1995年には、わずか18日間のキャンプ期間で開幕にこぎつけた例がある。今回もすでにキャンプインは延期されており、予定通りの開幕を迎えられるかは交渉の加速にかかる。
(Full-Count編集部)