「今見ておくべきだ」　米ドラフト有望株の横滑りスライダーが「曲がり続けている」

ミシシッピ州立大シムズは昨季56回1/3で100奪三振をマーク

　将来メジャーリーグを代表する投手になるのだろうか。ミシシッピ州立大3年生のランドン・シムズ投手が投じる“横滑りスライダー”が話題になっている。投球動画を投稿した米投球分析家ロブ・フリードマン氏のツイートには、ファンから「エグい！」などと多くの反響が寄せられている。

　シムズのえげつない投球は18日（日本時間19日）のカリフォルニア州立大ロングビーチ校戦だ。7回5安打1失点、13三振を奪った。打線の援護なく、負け投手となったものの、フリードマン氏が公開した投球動画のスライダー、高めのフォーシームはキレ味十分だ。ファンからは「曲がり続けている」「最も上がり目が期待できる大学生投手」「将来アストロズ？」「レッドソックスファンはランドン・シムズを今見ておくべきだ」「この男のスライダーは“チートコード”の部類に入る」などとコメントされている。

　昨季はリリーフとして25試合に登板。56回1/3を投げ、5勝0敗13セーブ、防御率1.44。100奪三振（奪三振率15.79）、15四球、被打率.149と圧倒し、昨年カレッジ・ワールドシリーズの初制覇に貢献した。今季から先発転向した。MLB公式サイトのドラフト有望株ランキングで全体18位（右投手4位）に入っている。右腕の今後の成長に期待したいところだ。