ヤクルト、ブキャナン8回無失点、打っても来日初三塁打 「今度は9回を投げたい」
投打にわたる活躍に小川監督も「ビックリした」
ヤクルトのブキャナンが開幕のDeNA戦(横浜)に続く連勝で今季2勝目をマークした。6日、神宮で行われた巨人戦で菅野と投げ合い8回5安打無失点と圧巻の投球を見せた。
序盤から危なげない投球を見せ5回2死、小林に三遊間を破られるまでは無安打投球。中盤からはナックルカーブが効果的に決まり巨人打線を寄せ付けなかった。完封ペースだったが球数が119球となり、9回は秋吉にマウンドを譲り見事な完封リレーでチームを勝利に導いた。
昨年0勝5敗と天敵だった巨人・菅野相手に青木、山田のバットが火を噴いて5回まで4得点と味方の援護も大きく「途中から点差を考えず、楽に投げられた。コーナーにしっかり投げ、低めでゴロを打たせるピッチングを心掛けた。次回も同じような投球で、今度は9回を投げたい」と笑顔を見せた。
7回1死で迎えた第3打席では、あわやスタンドインかという右翼フェンス直撃の来日初の三塁打を放った。小川監督も「ビックリした。肉離れしなくてよかった」と投打にわたる活躍にニンマリ。スタンドには美人妻のアシュリーさんも観戦。お立ち台の第一声は、日本語で「お父さん頑張りました」と家族に感謝した。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)