2日連続で労使交渉も大きな進展なし シャーザーら現役選手参加、24日も協議予定

新労使協定をめぐり交渉が難航している【写真:AP】
新労使協定をめぐり交渉が難航している【写真:AP】

通常のシーズン開幕へは2月末までの決着が必要

 新労使協定を巡り交渉が難航しているメジャーリーグは機構側と選手会側が米フロリダ州ジュピターで2日連続で協議した。3月31日(日本時間4月1日)のシーズン開幕へは2月末までの決着が必要だが、この日も大きな進展はなかった。米メディア「ジ・アスレチック」のエバン・ドレリッチ記者が伝えた。

 選手会側は最低年俸保証額を2023年から段階的に増額する案を提示。2022年の77万5000ドルから年3万ドルを増やすプランで2026年には89万5000ドルとなる。年俸調停権利、ドラフト指名権の抽選制度についても新たに提案した。主要争点となる年俸総額が規定額を超過した場合の課徴金(ぜいたく税)の規定額については、この日も話し合われなかった。

 前日に続いてメッツ・シャーザーら現役選手も交渉に参加した。機構側は第三者による調停を強く求めたが、選手会側は拒否したという。両者の交渉は23日(同24日)も行われる予定だ。

(Full-Count編集部)

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