大学時代に「悪魔のスライダー」投げたドラ1投手 もう一つの武器で目指すメジャー昇格
昨夏ジャイアンツと契約したベッドナーは球団内7位の有望株
大学時代に「悪魔の所業」「フリスビー」と称される鬼スライダーで話題となった投手が、大リーグ昇格を目指して新たな武器を身に着けようとしている。昨夏のドラフト1巡目でジャイアンツに入団したウィル・ベッドナー投手は、球団内で7位に位置付けられる有望株だ。メジャーリーグのロックアウトが続く中、マイナーリーグはすでにミニキャンプ中。金の卵は順調に成長の階段を上がっている。
米メディア「NBCスポーツ」が紹介したもの。ベッドナーの兄、デビッドはパイレーツ所属の現役選手で「新人ながら、昨季ナ・リーグで最高のリリーフの1人だった」と評されている。ベッドナーも「僕は兄のファンなんだ。デビッドが投げているところを見るのはとてもクール」とし、家族のチャットはデビッドが登板するごとに大騒ぎだという。
記事は「昨年はカレッジ・ワールドシリーズでMOP(最も傑出した選手)に選ばれるなど、ミシシッピ州立大の全米制覇に貢献。大舞台での強さと、メジャーのローテでも通用しそうな制球力を見せた」とベッドナーの能力を高く評価しているが、さらに上に行くため必要なのがもう一つの武器“第3の球種”を身に着けることだ。
昨季はルーキーリーグとローA級で合わせて7イニングに投げた。最速97マイル(約156キロ)の速球とスライダーでこれまでは抑えられたが、メジャーを目指す上で不可欠なチェンジアップの改良に取り組んでいるという。現在2024年と予想されているベッドナーのメジャー昇格が、実際にかなうのはいつになるだろうか。
(Full-Count編集部)